結論:保守は必要。自分でやれるのは「手順を守れる体制」がある場合だけ

WordPressの保守は、必要です。本体・テーマ・プラグインの更新を放置すると、脆弱性の放置や表示崩れにつながります。自分で行うことも可能ですが、「バックアップを取り、内容を確認してから更新し、表示を確認する」という手順を毎回守れる担当者と時間があることが条件です。担当者が不在、または何かあったときに自力で戻せない場合は、保守の外注を検討してください。

保守をしないと起きること

  • 脆弱性の放置:更新されていない本体やプラグインは、不正アクセスや改ざんの原因になり得ます。
  • 表示崩れ・フォーム不具合:PHPやブラウザの更新に追従しないと、気づかないうちにお問い合わせフォームが動かなくなることがあります。
  • 復旧に時間がかかる:バックアップがない、または復元手順がわからないと、障害時にサイトが止まった状態が長引きます。

保守は「何も起きていない状態を維持する」仕事なので、問題が起きるまで必要性が見えにくいのが特徴です。トラブル時の対応はホームページの障害・トラブル対応、基本的な対策はセキュリティ対策の基本項目も参考にしてください。

WordPress保守を自分でやる場合の手順

更新作業は、次の順番で行うのが基本です。

  1. バックアップを取る:サイトのデータとデータベースを保存します。保存先がサーバー内だけにならないようにします。
  2. 更新内容を確認する:更新のお知らせや変更履歴を見て、影響が大きそうなものを把握します。
  3. 可能なら検証環境で試す:本番サイトの複製で先に更新し、問題がないか確認します。
  4. 更新する:本体、テーマ、プラグインを、一度にまとめず順番に更新します。
  5. 表示と機能を確認する:トップページ、主要ページ、お問い合わせフォーム、スマートフォン表示を確認します。
  6. 問題があれば元に戻す:バックアップから復元できる状態にしておきます。

月次・随時のチェックリスト(目安)

頻度の目安作業内容
随時お知らせ・実績の更新、問い合わせフォームの動作確認
月1回程度WordPress本体・テーマ・プラグインの更新確認、更新前後の表示確認
月1回程度バックアップが取得できているか、復元できるか
月1回程度使っていないプラグイン・テーマ・ユーザーの整理
年1回程度ドメイン・SSL証明書の期限、サーバー契約の確認

頻度は、サイトの規模や使っているプラグインによって変わります。重要なセキュリティ更新が出たときは、定期作業を待たずに対応が必要です。

自分でやるリスクと限界

  • 更新で表示が壊れたとき、自力で戻せるか:復元手順を試したことがないと、いざという時に動けません。
  • 担当者の異動・退職:作業が属人化していると、引き継ぎができずに更新が止まります。
  • 夜間・休日の対応:改ざんや障害は時間を選びません。
  • 脆弱性情報の確認:どの更新が緊急かを判断するには、情報収集の時間が必要です。

外注に切り替える判断基準

次のうち、2つ以上当てはまるなら、保守の外注を検討する目安です。

外注を検討するチェックリスト

  • WordPressに詳しい担当者が社内にいない
  • 更新で表示が崩れたとき、バックアップから復元した経験がない
  • 最後にバックアップを確認したのがいつか思い出せない
  • サイトが止まると、問い合わせや売上に直接影響する
  • プラグインが多く、更新の影響範囲が読めない
  • 更新や管理の作業に月数時間以上かかっている

保守代行・運用代行に任せられる範囲

「保守」と「運用」は、依頼先によって含まれる範囲が異なります。契約前に、どこまでが月額に含まれるかを確認してください。

区分主な作業目的
保守バックアップ、本体・テーマ・プラグインの更新、改ざんチェック、障害時の復旧サイトを安全に動かし続ける
運用代行(更新代行)お知らせ・実績の更新、テキストや画像の差し替え、ページ追加情報を最新に保つ
運用改善アクセス解析、SEO、問い合わせ導線の改善提案成果を伸ばす

ウェブサイのWordPress保守サービスは、更新・バックアップ・改ざんチェックなどの保守に加え、他社が制作したサイトや自社制作のオリジナルテーマにも対応しています(詳細はWordPress保守・運用代行サービスをご覧ください)。費用の決まり方はWordPress保守の費用と作業範囲で整理しています。

保守会社を比較する際は、WordPress保守会社の選び方もあわせてご覧ください。

よくある質問

WordPressの保守は本当に必要ですか?

必要です。WordPress本体・テーマ・プラグインは定期的に更新されており、放置すると脆弱性や表示不具合のリスクが高まります。自分で行うか外注するかは、担当者の有無と、障害時に復旧できる体制があるかで判断してください。

WordPressの更新は自分でやっても大丈夫ですか?

手順を守れば可能です。更新前にバックアップを取り、更新後にトップページ・フォーム・スマートフォン表示を確認してください。バックアップから復元できない状態での更新はおすすめしません。

プラグインを更新したらサイトが崩れた場合はどうすればいいですか?

まず該当プラグインを無効化できるか、直前のバックアップから復元できるかを確認します。自力で戻せない場合は、保守会社や制作会社に早めに相談してください。原因が不明なまま更新を重ねると、復旧が難しくなります。

保守と運用代行の違いは何ですか?

保守は、バックアップ・更新・セキュリティなど、サイトを安全に動かし続けるための作業です。運用代行は、お知らせの更新や画像差し替えなど、掲載内容を更新する作業を指すのが一般的です。会社によって範囲が異なるため、契約前に確認してください。

他社が作ったWordPressサイトでも保守を依頼できますか?

可能な場合があります。ウェブサイでは、他社制作のサイトや自社制作のオリジナルテーマも保守の対象です。初期調査でサイトの状態を確認したうえで、対応内容とお見積もりをご案内します。