ページ数より先に目的を決める

必要なページは、会社の規模だけでは決まりません。新規問い合わせを増やしたい、採用応募を増やしたい、既存顧客が必要な情報を探しやすくしたいなど、サイトの役割によって優先順位が変わります。

まずは「誰がサイトを訪れ、何を確認し、どんな行動を取れば成功か」を整理します。その後で、必要な情報をページごとに分けると、過不足のない構成になります。

まずそろえたい基本の7ページ

1. トップページ

会社の価値、主なサービス、信頼材料、次の行動を短時間で伝える入口です。すべての説明を詰め込まず、詳細ページへ案内します。

2. サービス・事業紹介

「誰の、どんな課題に、どこまで対応できるか」を具体的に説明します。サービスが複数ある場合は、原則として個別ページを用意すると理解されやすくなります。

3. 会社情報

会社名、所在地、代表者、沿革、許認可、アクセスなど、取引前に確認される基本情報を掲載します。

4. 強み・選ばれる理由

抽象的な言葉ではなく、対応体制、技術、実績、品質管理、進め方など、比較の判断材料になる根拠を示します。

5. 実績・事例

可能な範囲で、課題、対応内容、成果、担当範囲を紹介します。守秘義務がある場合も、業種や対応内容を匿名化して説明できることがあります。

6. お知らせ・コラム

最新情報を継続的に発信できる場所です。単なる更新情報だけでなく、顧客が抱く疑問に答える記事を積み重ねると、信頼と検索流入の両方に役立ちます。

7. お問い合わせ

相談できる内容、返信の目安、電話番号、フォームを分かりやすく設置します。訪問者が不安に思う点はFAQで補いましょう。

目的別に追加するページ

目的追加を検討するページ掲載する主な情報
問い合わせ獲得課題別・業種別サービス、料金、導入の流れ対応範囲、費用の考え方、事例、CTA
採用強化採用情報、社員紹介、職種紹介、選考フロー仕事内容、働き方、募集要項、応募方法
信頼・ブランディング代表メッセージ、理念、品質・環境への取り組み価値観、方針、社会との関わり
既存顧客の支援サポート、よくある質問、資料ダウンロード利用方法、窓口、解決手順

少ないページ数で優先すべき情報

予算や公開時期の都合でページ数を絞る場合も、トップ、サービス、会社情報、実績または強み、お問い合わせの情報は優先します。重要なのは、ページ数を減らしても「何をしている会社か」「自社に関係があるか」「相談してよいか」が分かることです。

後から増やせるよう、CMSの更新範囲とページ追加の方法を制作前に確認しておくと安心です。費用と制作範囲の関係はホームページ制作費用の相場も参考にしてください。

サイトマップを作る4ステップ

  1. 訪問者の種類を洗い出す(見込み客、求職者、取引先など)
  2. それぞれが知りたいこと・不安に思うことを書き出す
  3. 同じテーマの情報をまとめ、ページの役割を決める
  4. トップから問い合わせ・応募までの導線を確認する

ページごとに決めておくこと

  • そのページを最も読む人
  • 読後に理解してほしいこと
  • 次に移動してほしいページ、またはCTA
  • 更新する担当者と更新頻度

よくある質問

トップページだけでもコーポレートサイトになりますか?

情報量が少ない会社や、公開を急ぐ場合は始められます。ただしサービス・実績・会社情報を十分に説明するには、内容に応じて個別ページを設ける方が分かりやすくなります。

会社情報にはどこまで載せるべきですか?

取引先が信頼性を判断できる基本情報を掲載します。公開の可否は事業特性によるため、住所や組織情報の扱いは社内方針と合わせて決めましょう。

コラムは最初から必要ですか?

必須ではありませんが、顧客の疑問に答える情報を蓄積したい場合は有効です。更新体制がないまま始めるより、目的と担当を決めてから継続することが大切です。

まとめ

必要なページは、訪問者が知りたいことと事業目的から決めます。まず基本情報とサービスの理解を整え、問い合わせ・採用などの目的に応じてページを追加していきましょう。