最初に確認するべきはアクセス数と導線
問い合わせが少ないとき、いきなりサイト全体を作り直す必要はありません。まず、主要サービスページがどの程度見られているか、問い合わせページまで到達しているか、フォームが実際に送信できるかを確認します。
アクセスが少なければ集客、閲覧されても相談されなければ内容や導線、フォーム到達があるのに送信されなければ入力負担や不具合が疑われます。原因を分けることで、必要以上の改修を避けられます。
問い合わせが来ない5つの原因
1. 見込み客にサイトが届いていない
検索、紹介、広告、SNS、Googleビジネスプロフィールなど、どこから訪問されるかを確認します。ターゲットが検索しそうなサービス名や地域名と、サイトのページ内容が一致しているかも見直しましょう。
2. 誰の、どんな課題を解決できるかが伝わらない
会社紹介だけでは、訪問者は自社に関係があるかを判断しにくくなります。「どんな企業の、どんな悩みに、どう対応するか」をサービスページの冒頭で明確にします。
3. 信頼する材料が足りない
依頼前の不安を減らすには、実績、対応範囲、制作・支援の流れ、担当者、料金の考え方、よくある質問が役立ちます。事実として確認できる情報を、具体的に掲載しましょう。
4. 次の行動が分かりにくい
「お問い合わせください」だけでは、初めての訪問者には行動のハードルが高いことがあります。「概算を知りたい」「リニューアルの必要性を相談したい」など、ページの内容に合うCTAを置きます。
5. フォームが使いにくい、または計測できていない
必須項目が多すぎる、スマートフォンで入力しにくい、送信後の案内がないと、離脱につながります。フォーム送信、電話クリック、資料ダウンロードなどを計測していなければ、改善効果も判断できません。
30分でできる自己診断
チェックリスト
- サービスページの冒頭に「誰の何を解決するか」が書かれている
- 料金または見積もりの考え方を確認できる
- 事例・実績・対応の流れがある
- 主要ページごとに問い合わせへのリンクがある
- フォームをスマートフォンで実際に送信した
- フォーム送信・電話クリックを計測している
- 公開後1年以上更新されていない情報がない
- 問い合わせ後の返信目安や相談できる内容が分かる
チェックが少ないほど、訪問者は「ここに相談してよいか」を判断しにくくなります。すべてを一度に直そうとせず、問い合わせに近いページから改善しましょう。
改善の優先順位の付け方
| 状況 | 優先する改善 | 次の確認 |
|---|---|---|
| アクセスがほとんどない | ターゲットと検索ニーズに合うサービス・コラムを整える | 表示回数、検索クエリ、流入元 |
| サービスページは見られている | 強み、実績、料金、CTAを分かりやすくする | 問い合わせページ到達 |
| フォーム到達はある | 入力項目、エラー表示、返信案内を見直す | 送信完了率 |
| 問い合わせの質が合わない | 対象・対応範囲・予算感を明記する | 商談化率、受注率 |
制作費用の考え方も、相談のハードルを下げる要素です。必要な制作範囲の整理にはホームページ制作費用の相場、制作会社の比較にはホームページ制作会社の選び方もご活用ください。
改善後に見るべき数値
検索からの改善は、公開直後に結論を出さず、一定期間の傾向で判断します。Search Consoleでは表示回数、クリック、CTR、検索クエリ、掲載順位を確認できます。Googleのパフォーマンスレポートでは、クエリ・ページごとに検索上の状況を確認できます。Google Search Console ヘルプ
GA4では、サービスページの閲覧、フォーム到達、送信完了、電話クリックを分けて計測します。どの段階で離脱しているかが分かれば、次の改善箇所を絞れます。
よくある質問
デザインを変えれば問い合わせは増えますか?
デザインだけで増えるとは限りません。ターゲットに情報が届き、価値と信頼が伝わり、相談しやすい導線になっているかを合わせて見直す必要があります。
アクセス数が少なくても改善は必要ですか?
必要です。流入を増やす前に、訪問した人が内容を理解し相談できる状態を整えると、その後の集客施策の効果を受け止めやすくなります。
何から直すべきか分かりません。
まず、問い合わせに近いサービスページとフォームを確認し、次にアクセス状況を確認します。数字と画面の両方から課題を整理するのが有効です。
まとめ
問い合わせを増やすには、集客、ページ内容、信頼材料、CTA、フォームを一つの流れとして整えることが大切です。原因を分けて把握し、問い合わせに近い部分から優先的に改善しましょう。
